旅行

名古屋市美術館「ジャン=ミッシェル・フォロン展」へ途中下車。そして大阪マラソン

 久しぶりの名古屋。まずはナナちゃんにご挨拶。

行ってみると今回はリクルートスタイル。これっていつに向けてのリクルート? もしや2026年春入社、大学生だとすると今度の新4年生ということ?? 私の年代では就活と言えば4年生の5月か6月ごろに「さ~て、そろそろ就活かぁ?」という感じだったが…。最近の大学生ってもう実質3年間みたいなものだな。

ナナちゃんの後ろ姿。こうしてみると細身のおっさん…

念願の味噌煮込みうどんを食す

 名古屋駅から地下鉄で栄駅へ。名古屋市美術館に向かう途中、目的の一つにしていた味噌煮込みうどんの「山本屋本店」が目の前に。昼少し前でまだ空いている時間だったので少し早めの昼食。

 以前も名古屋駅周辺で味噌煮込みうどんを食べようと思っていたが絶望的に待ち列ができていたので断念した。今回はすんなり店内へ。

オーダーはノーマルな「味噌煮込みうどん」それにご飯(並み盛り)

まずうどんはかなり硬め。山梨県富士吉田市の「吉田うどん」並み。ただこの硬めのうどんと赤味噌風味の濃いつゆがよく合っている。白ご飯をオーダーしたのも正解。漬物もついてきて美味しく頂けた。

名古屋市美術館にて「ジャン=ミッシェル・フォロン展」

 山本屋さんから徒歩で白川公園へ。なかなかシャレた公園。公園内には科学館と目的地「名古屋市美術館」がある。今回はここで開催されている「ジャン=ミッシェル・フォロン展」へ。

美術館があるためかおしゃれな公園

 実はフォロンなる人物も作品もあまり知らなかったのだが、近代ポップアートな感じがしたので見てみることにした。

フォロンの詳しい経歴などはこちら

象徴的なのは「リトル・ハット・マン」。このハットマンが様々な世界へ導いてくれる、という趣向。また矢印を組み合わせその向かうべき方向を選び、示す、という試み。まあ、芸術の世界は難解です。
単に抽象的なデッサンだけではなく、「戦争」「紛争」「環境」「平和」も題材にするなど割とハードな側面もあるアーティストのようです。

 60年代後半から70年代にかけて花開いた人ではあるが当時盛んだったサイケデリックな感じはあまりないですね。そういう意味ではアンディ・ウォーホルよりもソフトな感じがします。
 1970年の大阪万博では日本にも来ているようですがあまり日本を意識したものは感じられませんでした。日本にどのぐらいのファンがあるのかわかりませんが、リトル・ハットマンみたいな象徴的な存在はいつか突然人気沸騰になる可能性もありますね。

名古屋の定番観光「名古屋城」

お次は名古屋と言えば金の鯱で有名な名古屋城。ずいぶん昔に来たことはあるがほとんど覚えていない。

入城料は500円。まあ、こんなもんでしょう
まずは重要文化財「表二之門」。一之門ももちろんあったが空襲で焼けてしまった模様
続いて「名古屋城本丸御殿」。初代藩主の住居だったが後に将軍専用の宿館になったとか。7年前に復元工事が完成したばかりなので見た目もずいぶんきれい
国内外から人気の名古屋城。海外の人にとってお城ってどう見えるのでしょう?
上洛殿に入ると豪華絢爛な殿様屋敷。
三代将軍家光の上洛に合わせて増築されたもの。
こんな金ピカな部屋、落ち着かないだろう…
細かいところにも葵のご紋が
欄間の鶏は中国の故事に由来している。太鼓に鶏が留まっているのは政治に誤りが無く江戸時代になって天下泰平の世であることを示しているとか

もう一つの観光の定番「熱田神宮」

 名古屋城の次は地下鉄を乗り継いで熱田神宮へ。ここもずいぶん昔に行った覚えがあるがまったく記憶にない。熱田神宮は三種の神器の一つ「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」が納められているところ。そして草薙剣はイコール天照大神を祀ることになる(らしい)。いやはや恥ずかしながら日本人でありながらこの辺の詳しい経緯は理解してない。戦後教育で「え~、こういう話を教えると軍国主義に…」となったようだがもはやそういうこととは切り離して一つの文学としてきちんと教えるべきですよね。

神殿の近くで撮影するのはNG。何人かのが海外観光客は注意されていた。
このぐらいの距離感は問題ない(らしい)
神楽殿。ここは撮影可
こういうのは日本人として知っておくべきでは

夕食は老舗のパスタ屋さん

この日の夕食は老舗「あんかけスパゲティ ユウゼン」

オーダーは食券制
創業は昭和47年。ということは1972年。今から53年前

 いろんな種類があるので迷うが見た目で「オリーブ」に。お皿の直径は30㎝ぐらいあるだろうか。パスタ麺は硬め。見た目は濃い味に見えるが食べてみると意外とあっさり。同じような系統の「ナポリタン専門店パンチョ」の方がよほどズシリとくる。1.5倍をオーダーしたがわりと簡単に食べることができた。

どれを頼めばいいのかホントに迷った
一番人気は「ミラカン」。オーダーしてから知った…

からのぉ~「大阪マラソン2025」

毎度のことながら大阪中心部から受付会場のインテックスが遠い…
コースは昨年と変わっていない
日本のマラソン大会でこんなに食べ物を出すようになったのはいつからだ? 昔はバナナがあればいい方だったのに
大会当日はとにかく寒かった。時折小雪が舞うほど。昨年は一日雨だったのでそれよりはよかったか…

 今回の大阪マラソンは折返しで間違いがあったとか、一部でランナーの荷物返却に時間がかかったとか、まあ、いろいろあった。が、そういうこともひっくるめて「フルマラソン」だとおもうんですけどねぇ。最近のマラソン大会はどこでも給食サービスで地元特産を出して「おもてなし」というなんだか本質とは違う方向に向かっているように思う。それが悪いわけではないが、マラソン大会に参加する側も「もてなされて当たり前」という思いが先行していませんかね。確かに荷物の返却で2時間待たされた、というのは文句も言いたくなるでしょうけど、だったらほかの大会を選べばいいだけで。

 大阪マラソンに話を戻せば、大阪のド真ん中を走れるのは貴重な体験。運営側にしてもこれだけの規模の大会を運営するのは並大抵のことではない、ということを理解して参加しないと、ね。

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なんべぇ
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