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サッカーワールドカップ2026 日本代表出場決定おめでとう!

3月20日のバーレーン戦で勝利してワールドカップ出場が決定したサムライジャパン。しかも世界最速、開催国以外ではどこよりも早く決定させた。8大会連続8回目の出場で、もはや出場するのが当たり前のような感覚。

精神的な強さが伴ってきた日本

最近の日本代表はもはやアジアでは頭一つ二つ抜け出ている感がある。過去には今回のように前半含めて攻めている感じはあってもなかなか点が取れない展開だと先制点を決められ、焦って攻め込むとさらに追加点を取られる、あるいはドローで終わる、という展開も珍しくなかった。攻め込む形はきれいにできるけど、荒っぽい攻め方をされると守備に回って失点、ということもしばしば。技術的にはそれほど悪くないけどなんだかすっきり勝てないような展開が多かったように思う。

ところが最近はそんなひ弱さがなくなったように思う。良い意味で大胆になった。前回のカタール大会でも格上の強豪国に臆することなく、むしろ互角に戦える精神的な強さを感じるようになった。やっぱり海外クラブでプレーする選手が増えたのが原因だろうか。今回の予選でも出場選手のほとんどが海外チームに所属している。以前は海外クラブに入るだけでもニュースになったし、きっと現地でも「日本人にサッカーができるのかい?」という雰囲気だったに違いない。もしかしたら今でも多少、そんな雰囲気があるのではないか。今では海外クラブに入ったぐらいではニュースにもならない。

メンバーは海外移籍組が中心

やっぱり環境と言うのは大事なのだろうな、と思う。Jリーグがだめだというわけではないが言葉や文化が違う環境で生活しながらプロ選手として活動するのは決して簡単ではないだろうから。そこで磨かれる図太さはこういった国際大会で有利に働くのだろう。その甲斐あってか最近発表されたFIFAランキングで日本は堂々の15位。トップ10ではどの国がワールドカップで優勝してもおかしくないチームばかりなのでとうとうその「次点」くらいまで上がってきたと言って良いだろう。

前回大会では強豪国のドイツやスペインに勝利した。そんなことちょっと前まで誰が想像できたか。前回だって多くの人が「良くて引き分け」と思ったはず。まさか勝てるなんてね。相手も驚いたことだろう。

ランキングから見るワールドカップ優勝

では日本がワールドカップで優勝できるのか、というこれまた長らく議論されてきた話題だが、ここで最近のFIFAランキングトップ10を見てみると。

1位 アルゼンチン
2位 フランス
3位 スペイン
4位 イングランド
5位 ブラジル
6位 ポルトガル
7位 オランダ
8位 ベルギー
9位 イタリア
10位 ドイツ
※2024年12月現在

 こんな感じ。上位10各国となるとどこが優勝してもおかしくない面々に見えるが、この中で優勝経験が無いのはポルトガル、オランダ、ベルギーの3か国(ドイツは西ドイツ時代に優勝経験あり)。一方で上記のトップ10以外で優勝経験国はウルグアイのみ。ランキングがすべてではないが、トップ10に入っていてもワールドカップの優勝はそれほど甘くはないことが良くわかる。

 さて、ワールドカップの開幕は2026年の6月。日本は今回のワールドカップではどんな試合を見せてくれるのだろう。日本の過去最高位はベスト16。できればベスト4ぐらいまで行って韓国に並ぶ快挙を見てみたいものである。

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なんべぇ
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